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【大会の見どころ】

シングルス

Men’s Singles

バドミントンの花形種目であるシングルス。男子の最強を決める戦いに、世界ランキングのトップ20から多くの選手がエントリーしている。予選を含め、初戦から激戦必至のトーナメントとなりそうだ。
精鋭が揃う男子の優勝候補は、現役最強と言われるビクター・アクセルセン(デンマーク)。世界選手権や東京五輪で金メダルを獲得し、コロナ禍明けのワールドツアーでも突出した成績を残している。今年7月のジャパンOPでは、日本のファンの前で圧倒的な強さを見せて優勝。今大会も、堂々とした戦いをコートの中で見せてくれるだろう。

Women’s Singles

ワールドツアーで上位に進むのが、中国の陳雨菲(チェンユーフェイ)とチャイニーズ・タイペイの戴資穎(タイツーイン)。2021年東京五輪金メダルの陳雨菲(チェンユーフェイ)は今季優勝3回に加え、常にベスト4に入るなど安定感は抜群。戴資穎(タイツーイン)は全盛期のパフォーマンスに比べると物足りなさはあるが、鋭い読みと正確なショットコントロールは健在。久々のタイトル奪取となるか。

ダブルス

Men’s Doubles

5種目中、トップランカーの実力が最も拮抗している男子ダブルス。優勝のチャンスが多くのペアにある中、初代王座の椅子をねらうのが保木卓朗/小林優吾だ。今季はシンガポールOP優勝のほか、7月のジャパンOPでも準優勝。日本のエースとして、負けられない勝負に挑む。

Women’s Doubles

優勝候補の筆頭は、世界選手権を4回制した陳清晨(チェンチンチェン)/賈一凡(ジァイーファン)(中国)。杭州アジア大会ではライバルを下して栄冠に輝くなど、大舞台での勝負強さも一級品。安定したパフォーマンスで今大会も頂点を奪いにいく。日本勢も負けてはいない。優勝への期待が高まるのは、再春館製薬所に所属し地元Vをめざす志田千陽/松山奈未、熊本出身の福島由紀/廣田彩花、今季のツアー初優勝をねらう永原和可那/松本麻佑などが、海外のトップペアを迎えうつ。

Mixed Doubles

混合ダブルスも、女子ダブルスと同様に世界ランク上位ペアの壁が立ちはだかる。最も困難とされるのが中国の鄭思維(ジェンシーウェイ)/黄雅瓊(ファンヤチョン)。長年この種目のトップリーダーとして牽引するベテランは、攻守のパフォーマンスはもちろん、巧みな駆け引きや勝負所での強さが秀でている。経験も豊富で、初開催となる熊本マスターズジャパンの環境にもしっかり順応してくるだろう。
さらに、待ったをかけるのが、日本の渡辺勇大/東野有紗。今年はジャパンOP優勝やアジア大会銀メダルなど好調をキープ。熊本での優勝も視野に入れている。